実績は「証拠」です

売り文句は「自分で言っていること」ですが、実績は「実際に起きたこと」です。この差は決定的で、読む側の受け取り方がまったく違います。

しかも実績ページには、もうひとつ大きな役割があります。それは「自分と似た事例を見つけてもらう」こと。飲食店の方は飲食店の事例を、工務店の方は工務店の事例を探します。「うちと同じような会社をやったことがあるんだな」と思ってもらえた瞬間、問い合わせのハードルは大きく下がります。

信頼を積み上げるという意味では「お客様の声」はどう集める?ホームページに載せる効果と5つのコツと同じ考え方です。声とセットで置くと、さらに効きます。

1件あたりに載せたい5つの要素

写真を並べるだけでも意味はありますが、次の5つがそろうと「読める事例」になります。

  • ①どんなお客様か……業種・規模・地域。「奈良県の工務店様」だけでも十分です。
  • ②何に困っていたか……ここが一番大事。読む人は自分の悩みと重なるかを見ています。
  • ③何をしたか……やった内容を具体的に。専門用語は避けて。
  • ④どうなったか……数字があれば理想ですが、「問い合わせが増えた」「見た目が明るくなった」でも構いません。
  • ⑤写真……ビフォー・アフターがあれば最強です。

②→④の流れ、つまり「困っていた → やった → よくなった」という短い物語になっているかどうかがポイントです。文章のコツはホームページの文章、何を書けばいい?伝わる言葉の5つのコツ、写真の準備は心をつかむホームページ写真の準備のコツ|印象は写真で決まるをどうぞ。

お客様の名前を出せないときは

「守秘義務があって社名を出せない」「お客様に断られた」——よくあることです。でもそれで事例を載せないのは、もったいなさすぎます。次のように書けば問題ありません。

  • 業種と地域だけにする……「大阪府の飲食店様」「奈良県の建設会社様」。
  • 写真を加工する……看板やロゴが写らない角度にする、ぼかす。
  • 数字をぼかす……「売上が1.5倍に」が難しければ「お問い合わせが目に見えて増えました」に。

大事なのは掲載前に必ずお客様の許可を取ること。「事例としてホームページに載せてもいいですか。社名は伏せます」と一言確認するだけです。写真の扱いについてはネットの写真、ホームページに勝手に使って大丈夫?画像と著作権の基本もご参照ください。

実績が少ないときの見せ方

開業したばかりで実績が2〜3件しかない、という場合。「たくさんあるように見せる」ことは考えなくて大丈夫です。むしろ次の2点を守るほうが効果があります。

ひとつは「1件を深く書く」こと。3件を1行ずつ並べるより、1件を丁寧に書いたほうが、はるかに伝わります。もうひとつは「架空の事例で埋めない」こと。ダミーやサンプルのまま公開されているページは、意外と見抜かれます。

参考までに、当サイトの制作実績も、開業当初は実物2件からのスタートでした。プレースホルダー(仮の見本)は早い段階で外し、実際に作らせていただいたサイトだけを載せる方針にしています。数は後からついてきます。

増やし続ける仕組みをつくる

実績ページの最大の敵は「更新が止まること」です。3年前の事例が最後だと、かえって「最近は仕事がないのかな」と受け取られかねません。

おすすめは、仕事が終わったその場で写真を撮り、許可をもらうという流れを習慣にすること。あとからお願いするのは、なかなか気が重いものです。完了直後がいちばん頼みやすい——これはお客様の声の集め方とまったく同じです。

自分で追加できるようにしておくと続きます。仕組みの話はホームページは自分で更新できるの?更新のしくみと、上手な分担のしかたを、ページ構成全体は会社・お店のホームページに必要なページは?まずはこの5ページをご覧ください。問い合わせにつなげる全体像は問い合わせにつながるホームページの、5つの基本にまとめています。

SKY JET DESIGN & WEB では、実績・事例ページの設計から、載せる内容の整理までご相談いただけます。「何を書けばいいか分からない」「写真がない」という状態からで大丈夫です。お手持ちの材料を見ながら一緒に組み立てます。

実績は、あなたがこれまでやってきたことの積み重ね。ページの形にすれば、そのまま営業してくれます。初回のご相談・お見積りは無料です。